ステップメールとは?無料テンプレートや作り方シナリオを教えます!

こんにちは、藤田です。

ネットビジネスをやっている方なら「ステップメール」という言葉を、1度や2度は耳にしたことがあるのではないかと思います。

ただ、「ステップメールって実際どんなもの?」「ステップメールってどうやって作れば良いの?」そういった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそういった方へ向けて、ステップメールの概要やステップメールの作り方、すぐに使える無料テンプレートなどを紹介していきます。

この記事を読めば、ステップメールについての理解が深まり、ステップメールの作り方を把握して、あなたのビジネスに活かすことができるようになるでしょう。

ステップメールとは?メリット・デメリット

ステップメールとは、メールアドレスを登録したそれぞれのユーザーに、同じように段階を踏んだメールを配信するメールマーケティングの手法です。

例えば、登録した月日の違うユーザーに対して、以下のようにメールを配信します。

月日 Aさん Bさん Cさん
1/1 登録・1通目
1/2 2通目 登録・1通目
1/3 3通目 2通目
1/4 4通目 3通目 登録・1通目

段階を決めたメールを登録したユーザーごとに別々に送るので、それぞれのユーザーに対して均一に商品の訴求を行うことができるのが特徴です。

ステップメールとメルマガの違い

ステップメールとメルマガは全く違うものというよりも、ステップメールがメルマガの中の1つの手法であるという位置づけです。

メルマガとステップメールは、以下のように定義できるでしょう。

メルマガ
メールマガジン。

メールを書いたタイミングで配信する。

ステップメール
あらかじめ作成したメールを、段階に分けてそれぞれのユーザーに順序通りに配信する。

上記のように、メルマガは登録した月日に関係なく全てのユーザーに同じタイミングで同じものを送ります。

対して、ステップメールでは登録日を起点に順序通りにメールを配信していくのが特徴です。

ステップメールのメリット

上記のような特徴のあるステップメールには、メルマガにはない大きなメリットがいくつかあります。

ステップメールのメリットは、以下のとおりです。

  • ユーザーの心理状態に合わせて適切なメールを配信できる
  • ユーザーの集客・教育・セールスを自動化することができる

メルマガでは同じ内容のメールが全てのユーザーに同時に送られるため、十分に気持ちが高まっていないユーザーにもセールスのメールを送ることになります。

一方、ステップメールでは段階を追ってユーザーを教育できるため、常に適切なメールを送ることが可能です。

また、あらかじめ作成したメールを順序通りに配信するので、セールスを自動化できることも、ステップメールの強みだといえるでしょう。

ステップメールのデメリット

ただし、ステップメールにはメリットしかないかというと、当然そうではありません。

なぜなら、ステップメールは上手くシナリオを組まないと、ただの商品の押し売りになってしまうからです。

商品の購入に結びつけるために組まれたメールなので、ユーザーに不信感を持たれかねません。

ユーザーの心理状態を想定して、しっかりとしたシナリオを組むことが重要です。

以下で説明するシナリオの作り方を参考にして、信頼関係を築けるステップメールを作りましょう。

ステップメールのシナリオ作り方3つのステップ

ここでは、ステップメールのシナリオの作り方を、1から具体的に解説します。

ステップメールを上手く作るには、何よりもユーザーをいかにリアルに想定するかがカギです。

そのためには、しっかりとステップを踏んで準備をする必要があります。

以下で説明する3つのステップを理解して、1つずつ確実にこなしていきましょう。

ステップメールのペルソナを想定する

まずは、商材の見込み客となるステップメールのペルソナを想定します。

ペルソナとは、簡単にいえばターゲットとなるユーザーのイメージということです。

ペルソナを想定する際には、以下のポイントを洗い出してみてください。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 悩み
  • 潜在的な悩み
  • 理想像

これらのポイントを具体的に想定した上で、ユーザーに対してメールを作っていきます。

この時点で、どれだけ具体的にユーザーを定義できるかが重要です。

ゴールとストーリーを肉付けする

商品のターゲットとなるユーザーを定義したら、ユーザーのゴールとストーリーを肉付けします。

このとき、ユーザー視点に立って考えることが重要です。

商品をセールスする場合、商品を売ることがゴールになるでしょう。

ストーリーとは、ユーザーが商品購入に至るまでの気持ちの変化のことです。

例えば、英語の学習教材を売る場合、以下のようなゴールとストーリーが仮定できます。

  1. 英語が話せなくて悩んでいる
  2. 勉強すれば話せるようになることを知る
  3. 英語を話すために効果的な勉強方法を知る
  4. あなたの有益な情報に信頼を置く
  5. あなたが作る英語教材を購入したくなる
  6. 英語の学習教材の購入

以上のようなストーリーとゴールが仮定できるでしょう。

簡単でいいので、ユーザーの現在の状態から、ゴールに至るまでのストーリーを仮定してみてください。

AIDMAの法則に沿ってステップを踏む

ゴールとストーリーができたら、AIDMAの法則に従っていくつかのステップに分割します。

AIDMAの法則とは、消費者の心理プロセスを段階的に表したものです。

AIDMAとは、Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字です。

仮に10通のステップメールとしたとき、それぞれ以下のように振り分けます。

  • ステップメール1通目:ユーザーの注意を引く内容を盛り込む(注意)
  • ステップメール2通目:メリットやベネフィットを提示する(関心)
  • ステップメール3-6通目:有益な情報と共に未来像を想像させる(欲求)
  • ステップメール7通目:いつ、どのくらいの数で販売するのか公開する(記憶)
  • ステップメール8-9通目:ユーザーに商品を訴求し購入してもらう(行動)
  • ステップメール10通目:クロージング

上で肉付けしたゴールとストーリーをこれらのステップごとに分割していきます。

それぞれのメールの内容については、以下を参考にしてください。

ステップメールの無料テンプレート

ここでは、ステップメールの内容を実際にどうやって書けばいいのか分からないという方向けに、無料のテンプレートを公開します。

あなたの商材に合わせた内容に書き換えれば、すぐに使えるテンプレートです。

参考にして、そのまま使っていただければと思います。

ステップメール1通目

[挨拶]
○○様
このたびは、ご登録ありがとうございます。

[自己紹介]
私【名前】は、【経歴・実績】があります。
その経験を基に、○○様の役に立つ情報をお伝えしていきます。

[目的]
このメール配信では、【内容】をお伝えしていきます。
それでは、次回以降の配信を楽しみにお待ちください。

[配信解除URL]
【名前】より
配信解除URL:【URL】

ステップメール2通目

[挨拶]
○○様
【所属】の【名前】です。

[内容の再確認]
前回のメールの内容、お忘れではないでしょうか?

[メリット・ベネフィット]
この配信を最後まで読めば、【ベネフィット・メリット】になります。

[問題点の提起]
【メリット・ベネフィット】になるために、【問題点】に注目しましょう。

[配信解除URL]
【名前】より
配信解除URL:【URL】

ステップメール3-6通目

[挨拶]
○○様
【所属】の【名前】です。

[内容の再確認・コンテンツの前振り]
前回のメールの内容、お忘れではないでしょうか?
今回は、【コンテンツ】についてお話しします。

[コンテンツ]
・コンテンツ1
・コンテンツ2
・コンテンツ3

[コンテンツの具体例]
【コンテンツ】を実践し、【私・友人・利用者】は【メリット・ベネフィット】になりました。

[配信解除URL]
【名前】より
配信解除URL:【URL】

ステップメール7通目

[挨拶]
○○様
【所属】の【名前】です。

[内容の再確認]
前回のメールの内容、お忘れではないでしょうか?

[ストーリー]
失敗談
発見
成功のメソッド
問題解決
メッセージ

[商品紹介の導入]
商品をによってどんな【メリット・ベネフィット】が得られるか

[配信解除URL]
【名前】より
配信解除URL:【URL】

ステップメール8通目

[挨拶]
○○様
【所属】の【名前】です。

[内容の再確認]
前回のメールの内容、お忘れではないでしょうか?

[商品紹介]
たとえ話・具体例
商品のメリット

[お客様の声]

[クロージング]

[商品URL]

[配信解除URL]
【名前】より
配信解除URL:【URL】

ステップメール9通目

[挨拶]
○○様
【所属】の【名前】です。

[内容の再確認]
前回のメールの内容、お忘れではないでしょうか?

[商品を買わないデメリット]
デメリットを具体的にイメージさせる

[商品を買うメリット]
商品を買うとデメリットが消えて、メリットが得られることをイメージさせる

[商品URL]

[配信解除URL]
【名前】より
配信解除URL:【URL】

ステップメール10通目

[挨拶]
○○様
【所属】の【名前】です。

[内容の再確認]
前回のメールの内容、お忘れではないでしょうか?

[クロージング]
商品に込めた思い
読み手に届けたいメッセージ

[商品URL]

[配信解除URL]
【名前】より
配信解除URL:【URL】

まとめ

今回は、ステップメールの概要やステップメールの作り方、すぐに使える無料テンプレートなどを紹介しました。

今回紹介してステップメール作成の流れは、以下のとおりです。

  1. 商品の見込み客となるユーザーのペルソナを想定する
  2. ユーザーがゴールに至るストーリーを肉付けする
  3. AIDMAの法則に沿っていくつかのステップに分割する
  4. テンプレートに沿ってステップメールを作成する

この記事を参考にして、ステップメールについての理解を深め、ステップメールをあなたのビジネスに活かしてみてください。